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02. jazz Bud Powell

The Amazing Bud Powell - Vol.1

2008年9月20日

 

Bud Powell / Un Poco Loco

Bud Powell、2度目の登場です。
(過去記事Bud Powell「Cleopatra’s Dream」)

Budのピアノを聴くと必ず、あ〜もっと完璧な生の演奏を聴いてみたい。。。
それが不可能であるならば、せめてもっと高機能の、本来の音に限りなく近い再生装置にて、ピアノのタッチを聴いてみたい。。。
このような限りない欲望に苛まれます。。。

今回紹介のアルバム、The Amazing Bud Powell- Vol.1は、バド・パウエルの厳格で、鬼気迫る演奏を充分堪能することが出来ます。
5枚ある”アメイジング・シリーズ”の最初の1枚です。
単純に日本語訳だと、「驚くべきバド」となりますが、私は「超越した、奇跡的な、神懸かり的な」と訳したいところです。
彼の絶頂期の演奏で、モダン・ジャズ・ピアノの聖典といわれている傑作品です。
演奏者は、ファッツ・ナヴァロ(tp)、ソニー・ロリンズ(ts)、バド・パウエル(p)、トミー・ポッター(b)、ロイ・ヘインズ(ds)、カーリー・ラッセル(b)、マックス・ローチ(ds)で、1949年8月8日と、1951年5月1日のふたつのセッションが収められています。
その中で特に、パウエル作曲「ウン・ポコ・ロコ」は、彼のすばらしいバランス感覚が満喫できる演奏ではないでしょうか。
彼の天才ぶりが際立っており、マックス・ローチとの兼ね合いが、迫力満点です。
何度聴いても、飽きることが無く、新たな衝撃を私に与えるのです。
ピアノ・トリオの形を、ピアノ、ベース、ドラムスの三者のフォーマットとしたのは、バド・パウエルの1940年代末のトリオが起源と言われています。
そのようなすばらしいピアノトリオの、すばらしい曲が収められたこのアルバムを、夜中に厳粛な気持ちで聴いてみてはいかがでしょうか。

The Amazing Bud Powell, Vol. 1
Bud Powell
The Amazing Bud Powell, Vol. 1
曲名リスト
1. Bouncing with Bud
2. Wail
3. Dance of the Infidels
4. 52nd Street Theme
5. You Go To My Head
6. Ornithology
7. Bouncing with Bud
8. Bouncing with Bud
9. Wail
10. Dance of the Infidels
11. Ornithology
12. Un Poco Loco
13. Over The Rainbow
14. A Night In Tunisa
15. It Could Happen To You
16. Parisian Thoroughfare
17. Un Poco Loco
18. Un Poco Loco
19. A Night In Tunisa
20. It Could Happen To You

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