Nina Simone – Sinnerman full lenght
Nina simone の8回目の紹介です。
映画「トーマス・クラウン・アフェア」で、使用された、10分21秒の曲、“Sinnerman” です。
わたしが聴く、Simone の唄の中でも、とても好きな曲です。
10分という長さをまったく感じません。
Simone のスピリチュアルなヴォーカルが、輝いてひとつの物語を作っているのです。
他の、典型的なジャズ・ヴォーカルとは違う、彼女独特のスタイルがこれでもかと迫ってきます。
持ち味が随所で濃厚に発揮されている曲です。
充実感に浸って堪能してください。
歌のタイトル「シナーマン」は英語では”Sinnerman”で「罪人」の意味です。
歌詞の内容は、以下のようです。
罪人に向かい「どこへ向かって走って行くんだ?」と問いかけると、罪人は「岩の陰に隠れるために走っているんだ。」と返事する。
だが岩が泣きながら「お前を隠してあげることはできない。」と言うと、罪人は今度は海に向かって走り出す。
だが海は血の色。
そこで行く先を川に変えると、そこは煮えたぎったお湯が流れている。
とうとう罪人は神のもとに走っていき、自分を隠してくれるように頼む。
だが神は「おまえは悪魔のもとへ行け。」と言い放つ。
悪魔は罪人を待ち構えていた。
罪人は大声で”POWER!!!”と叫ぶ。
罪人は再び神のもとに行き、自分の祈りを聞き入れてくれるように頼む。
「私があなたを必要としているのがわからないのですか?」と神に必死に訴える。
原曲の歌詞です↓
Oh sinnerman,
where you gonna run to Sinnerman,
where you gonna run to Sinnerman,
where you gonna run to All on that day
Well I run to the rock, please hide me I run to the rock, please hide me I run to the rock, please hide me All on that day Well the rock cried out, I can’t hide you
The rock cried out, I can’t hide you
The rock cried out, I can’t hide you
On that day
So I said rock, what’s the matter with you, rock
Don’t you see that I need you, rock Oh lord, on that day
So I went to the river, it was bleedin’ I went to the sea, it was bleedin’ I went to the sea, it was bleedin’
All on them day
So I run to the lord Lord, hide me
Don’t you see me prayin’ lord
Don’t you see me down here prayin’
But the lord said, go to the devil
The lord said, go to the devil
The lord said, go to the devil
All on them day
So I ran to the devil, he was waitin’ I ran to the devil, he was waitin’ I ran to the devil, he was waitin’
All on them day POWER
So I ran to the lord, lord hide me
Don’t you see me prayin’, lord
Don’t you see me All on that day
So the lord said Child Where were you, child
When you ought to’ve been prayin’ Oh sinnerman
You ought to have been prayin’ sinnerman
You ought to’ve been prayin’ sinnerman All on that day POWER
英語がよくわからないわたしですが、上の文章を眺めていると、devilとChildが、とても眼につくのです。
そこにPowerですか。。。
凄さを感じます。
今回、最後に、Sinnermanが選曲されているアルバムを紹介します。
「Pastel-Blues-Nina-Simone」です。
彼女が好んだビリー・ホリデイやブルース・ナンバー中心のアルバムです。
Sinnermanは最後の9曲目に入っています。
もう一曲私の好きな曲が、最初に放たれる、鮮烈な“Be My Husband”です。
警官で音楽家だった当時の夫(後に離婚)との共作曲ということです。
粘っこく粘っこく唄っています。
どのような内容なのかわからないのですが、Ah….ダーリンと叫ぶ Simone には、感動を覚えます。
Sinnermanと共に、聴いてみてください。
以下、Personnelです。
Nina Simone – piano, vocals,
arranger Al Schackman – guitar, harmonica
Rudy Stevenson – guitar, flute
Lisle Atkinson – bass
Bobby Hamilton – drums
Pastel Blues
Nina Simone

曲名リスト
1. Be My Husband
2. Nobody Knows You When You’re Down And Out
3. End Of The Line
4. Trouble In Mind
5. Tell Me More And More And Then Some
6. Chilly Winds Don’t Blow
7. Ain’t No Use
8. Strange Fruit
9. Sinnerman
dusko gojkovic live @ ns jazz fest 007
Dusko Goykovichは、ジャズ・トランペット奏者であり、フリューゲル・ホーン奏者です。
1931年10月14日、旧ユーゴスラヴィア、ボスニア生まれの彼は、ジャズ界ではめずらしい東欧(ユーゴスラビア)出身です。
60年代には一時アメリカを舞台にしたこともありますが、その後ヨーロッパに戻って独自の活動を行っています。
彼の、このアルバムに今夢中です。
どう表現したら良いのでしょうか。
季節は秋が来る前くらいの夏で、時刻は夕暮れ。
太陽は沈んだのですが、まだ本格的な夜は来ていません。
遠い遠い異国の地の海岸線で、波の音を聞きながら、頭の片隅にぼんやりと流れているのです。
哀愁と寂しさと、郷愁と。。。
こんなシチュエーションは、私の人生ではあり得ないのですが、このアルバムを聴いていると駆け巡ってしまうのです。
演奏者は、下記です↓
Dusko Goykovich (trumpet, fluegelhorn)
Ferenc Snetberger (acoustic guitar)
Martin Gjakonovski (bass)
Jarrod Cagwin (drums)
私のこのアルバムのおすすめ曲は、
1曲目の、SAMBA DO MAR(サンバ・ド・マー)
Goykovichの、トランペットが堪りません。。
2曲目の、JIM’S BALLAD(ジムのバラード)
スローなテンポに時がとてもゆっくり流れてゆきます。
5曲目の、BACHIANAS BRASILEIRAS NO.5(ブラジル風バッハ第五番)
6分間の音楽が一つのストリーを奏でます。
特に前半2分の流れからアップテンポに変わるタイミングが、とてもリズミカルで魅せられます。
そして、4分経ったのちに、最初の哀愁のメロディーが再び流れます。
アルバム収録曲です↓
1. SAMBA DO MAR
2. JIM’S BALLAD
3. CHEGA DE SAUDADE (NO MORE BLUES)
4. INSENSATEZ (HOW INSENSITIVE)
5. BACHIANAS BRASILEIRAS NO.5
6. THE FISH
7. QUO VADIS
8. LOVE AND DECEPTION
9. DANCA COMIGO
10. SUNSET
今宵も「Samba do Mar」が、私の部屋で流れています。
サンバ・ド・マー
ダスコ・ゴイコヴィッチ

曲名リスト
1. サンバ・ド・マー
2. ジムのバラード
3. 想い溢れて
4. ハウ・インセンシティヴ
5. ブラジル風バッハ第五番
6. ザ・フィッシュ
7. クゥオ・バディス
8. 愛と偽り
9. カム・ダンス・ウイズ・ミー
10. サンセット
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7回目のNinaの登場です。
今回は、ライブアルバムです。
このアルバムは、Colpix(コルピックス)時代の2枚目の作品で、1959年9月12日、ニューヨークのTOWN HALLにおけるピアノ弾き語りのライヴです。
彼女にとって、初めての大ホールでのコンサートです。
当時のNinaは、26歳です。
(現在の私の丁度半分の年齢ですね)
どうでしょう、この人の心を打つ唄声は。。。
1曲目の、「Black Is The Colour Of My True Love’s Hair」から泣けてしまいます。
すばらしすぎます。
つかみは、バッチリですね。
このアルバムを聴きながらこの文章を今描いています。
彼女の名ライブ盤と言えるのではないでしょうか。
3曲目の「The Other Woman」は、ちょっとモダンなナンバーですね。
そして、6曲目と7曲目にスタンダードナンバーである「Summertime」を、Instrumentalとvocalで、奏でています。
そのすばらしさは言うまでもありません。
いろいろなヴォーカリストのサマータイムを聴きましたが、彼女の唄もまた個性的ですね。
8曲目の、コットンアイジョー (Cotton-eyed Joe) は、アメリカ合衆国とカナダの民謡だそうです。
そうわかって聴くと、それっぽく感じますよね。
そうして、10曲目の「Wild Is The Wind」です。
他のアルバムでもこの曲を彼女は取り上げています。
曲のメロディーと彼女の歌声が見事にマッチして、人々の心を打ちます。
ニーナのライブアルバムとして、是非聴いてみてください。
おすすめです。
Nina Simone at Town Hall
Nina Simone

曲名リスト
1. Black Is The Colour Of My True Love’s Hair
2. Exactly Like You
3. The Other Woman
4. Under The Lowest
5. You Can Have Him
6. Summertime (Instrumental)
7. Summertime
8. Cotton Eyed Joe
9. Return Home
10. Wild Is The Wind
11. Fine and Mellow
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