Bud Powell / Un Poco Loco
Bud Powell、2度目の登場です。
(過去記事Bud Powell「Cleopatra’s Dream」)
Budのピアノを聴くと必ず、あ〜もっと完璧な生の演奏を聴いてみたい。。。
それが不可能であるならば、せめてもっと高機能の、本来の音に限りなく近い再生装置にて、ピアノのタッチを聴いてみたい。。。
このような限りない欲望に苛まれます。。。
今回紹介のアルバム、The Amazing Bud Powell- Vol.1は、バド・パウエルの厳格で、鬼気迫る演奏を充分堪能することが出来ます。
5枚ある”アメイジング・シリーズ”の最初の1枚です。
単純に日本語訳だと、「驚くべきバド」となりますが、私は「超越した、奇跡的な、神懸かり的な」と訳したいところです。
彼の絶頂期の演奏で、モダン・ジャズ・ピアノの聖典といわれている傑作品です。
演奏者は、ファッツ・ナヴァロ(tp)、ソニー・ロリンズ(ts)、バド・パウエル(p)、トミー・ポッター(b)、ロイ・ヘインズ(ds)、カーリー・ラッセル(b)、マックス・ローチ(ds)で、1949年8月8日と、1951年5月1日のふたつのセッションが収められています。
その中で特に、パウエル作曲「ウン・ポコ・ロコ」は、彼のすばらしいバランス感覚が満喫できる演奏ではないでしょうか。
彼の天才ぶりが際立っており、マックス・ローチとの兼ね合いが、迫力満点です。
何度聴いても、飽きることが無く、新たな衝撃を私に与えるのです。
ピアノ・トリオの形を、ピアノ、ベース、ドラムスの三者のフォーマットとしたのは、バド・パウエルの1940年代末のトリオが起源と言われています。
そのようなすばらしいピアノトリオの、すばらしい曲が収められたこのアルバムを、夜中に厳粛な気持ちで聴いてみてはいかがでしょうか。
The Amazing Bud Powell, Vol. 1
Bud Powell
曲名リスト
1. Bouncing with Bud
2. Wail
3. Dance of the Infidels
4. 52nd Street Theme
5. You Go To My Head
6. Ornithology
7. Bouncing with Bud
8. Bouncing with Bud
9. Wail
10. Dance of the Infidels
11. Ornithology
12. Un Poco Loco
13. Over The Rainbow
14. A Night In Tunisa
15. It Could Happen To You
16. Parisian Thoroughfare
17. Un Poco Loco
18. Un Poco Loco
19. A Night In Tunisa
20. It Could Happen To You
Miles Davis: Walkin’
以前の記事(Miles Davis「Bag’s Groove」)にて、お気に入りアルバムのひとつとして、この「Walkin’」を挙げていましたが、ちょっと紹介してみます。
1954年4月3日/29日録音のアルバムで、全5曲で構成されています。
Milesが麻薬から立ち直った最初のアルバムと言われています。
その中のタイトル曲「Walkin’」は、Richard Carpenterの作曲で、Miles Davisにとって、演奏回数からしても定番曲となっています。
このリズム感は、絶対に他のミュージシャンにはまね出来ないでしょう。
とにかく、軽快なのです。
イントロでいきなりやられてしまいます。
そもそもトランペットの音色は人間の、本能をとてもくすぐるものではないでしょうか。
そのような感覚に浸り切ってしまう、とても完成度の高い5曲が収められています。
脇を固めるミュージシャンも素晴らしく、ジャズを聴く上で絶対外せない名盤ではないでしょうか。
演奏者は下記によります。
Miles Davis tp
J J Johnson tb
Lucky Thompson ts
Dave Sildkraut as
Horace Silver p
Percy Heath b
Kenny Clarke ds
Walkin’
Miles Davis
曲名リスト
1. Walkin’
2. Blue ‘N’ Boogie
3. Solar
4. You Don’t Know What Love Is
5. Love Me or Leave Me [#]
The Incredible Jazz Guitar Of Wes Montgomery
私がよく聴くジャズギターのミュージシャンは、MontgomeryとGrant Greenです。
今回は、Wes Montgomeryのアルバム「The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery」を紹介します。
日本語に直訳すると、「信じられないほどのジャズギターのウェスモンゴメリー」となりますが、「奇跡のギターテクニック-Montgomery」というところでしょうか。
この作品は、Montgomeryの名を世に知らしめた、1960年録音のセカンド・リーダー作です。
演奏曲目は誰でも知っているスタンダードナンバーとブルースにて構成されています。
彼の数ある演奏の中から、このアルバムを選択した理由は、「Four on Six」のとてもリズミカルな演奏にノックアウトされたからにほかありません。
ジャズ・ギターの心地よい響き、ジャズギターをこよなく愛する人にとって、必聴の名盤ではないでしょうか。
1曲目のAireginは、テナーサックス奏者ソニー・ロリンズが作曲したジャズのスタンダード曲です。
ナイジェリア(Nigeria)のスペルを逆に綴ったタイトル曲になっています。
ハイテンポのオクターブ奏法のテクニックが、うなっています。
2曲目の「D-Natural Blues」と、5曲目の「West Coast Blues」におけるブルース演奏は、とても心が落ち着きます。
ピックを使わずに親指で弾く演奏を、You Tube(5曲目West Coast Blues)にて見たのですが、指がどうしてあのようにうごめいてあのようなサウンドを奏でるのか、奇跡的に鮮やかすぎます。
そして、4曲目の「Four on Six」です。
この曲は「サマータイム」のコード進行をベースとしたMontgomeryのオリジナルです。
非常にテンポよく始まるギターソロから、ずっとずっとのめりこんでしまいます。
アルバム参加ミュージシャンは、Wes Montgomery(g) Tommy Flanagan(p) Percy Heath(b) Albert Heath(dr)となっています。
彼の魅力、ギターの魅力を存分に堪能出来るアルバムではないでしょうか。
The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery
Wes Montgomery

曲名リスト
1. Airegin
2. D-Natural Blues
3. Polka Dots and Moonbeams
4. Four on Six
5. West Coast Blues
6. In Your Own Sweet Way
7. Mr. Walker
8. Gone with the Wind
sarah vaughan – A Lover’s concerto – HQAudio
Ninaのつぎに、登場回数の多い、Sarahですが、今回はアルバム「A Lover’s Concerto」を紹介します。
タイトル曲「ラヴァーズ・コンチェルト」は、フジテレビ系ドラマ「不機嫌なジーン」2005年放映の、劇中歌にもなっており、サラの代表曲のひとつです。
オリジナルは、1965年にアメリカ合衆国のガールズ・グループ(en:Girl group)ザ・トイズ(en:The Toys)が歌ったもので、アメリカ合衆国およびイギリスで大ヒットしました。
もともとは、ヨハン・セバスチャン・バッハが妻アンナ・マグダレーナのために作曲した「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」の中の1曲です。
ただし、現在ではクリスティアン・ペツォールトの作品と信じられています。
この曲は、いろいろなミュージシャンが演奏しており、有名どころでは、「Quincy Jones」「ケリー・チャン」などが演奏しています。
そのなかで、この曲を歌っている「The Supremes」が、かなり私の心を打っているのです。
このアルバムでこの曲を奏でているサラは、完成された心地よさがあるのですが、「ラヴァーズ・コンチェルト」、この曲に限っては、わたしは、彼女たち(Supremes)に、軍配をあげます。
とにかく、フレッシュで輝いていて、まさに「愛の協奏曲」なのです。
さて、このアルバムですが、全20曲全てサラのマーキュリー時代の録音になっています。
サラの個性が最大限に爆発している時代の、名曲、名唱がそろっています。
彼女の大胆なフェイクとスキャットを、充分堪能することが出来ます。
そのなかで、わたしがおすすめするのは、タイトル曲と、2曲目の「Yesterday」です。
全世界でヒットしたこの曲は、ビートルズが1965年に発表したバラードの傑作ですが、サラが唄うと、とても軽快で、それでいて独特な哀愁が醸し出され、不思議な感覚に襲われます。
なんどもなんどもきいています。
他にも、たくさんの名曲が選曲されており、数あるベストアルバムの中でも私の一番のお気に入りです。
また、このジャケットの顔写真は、サラのアルバムの中で、一番落ち着いた魅力ある表情をしているのではないでしょうか↓
ラヴァーズ・コンチェルト~サラ・ヴォーン・ベスト
Sarah Vaughan

曲名リスト
1. ラヴァーズ・コンチェルト
2. イエスタデイ
3. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
4. いそしぎ
5. ミスティ
6. シャレード
7. ムーン・リヴァー
8. 酒とバラの日々
9. 想い出のサンフランシスコ
10. イパネマの少年
11. ラヴ
12. マイ・ファニー・ヴァレンタイン
13. オール・オブ・ミー
14. A列車で行こう
15. ウィロウ・ウィープ・フォー・ミー
16. 捧ぐるは愛のみ
17. テンダリー
18. バードランドの子守唄
19. スターダスト
20. ジャイヴ・サンバ
最新 月間人気記事ベスト5
- Nina Simone「Sinnerman」 40 view(s)
- Bjorn & Benny 「木枯らしの少女」 12 view(s)
- 長谷川きよし<別れのサンバ> 11 view(s)
- カルメン・マキ&Oz「私は風」 10 view(s)
- The Amazing Bud Powell – Vol.1 10 view(s)
タグクラウド
アメリカ ギター ジャズ ポップス ロック 学生時代 懐メロ 歌謡曲 至上の愛 音楽 Album Amazon autumn in new york Blue Train Bud Powell Clifford Brown & Max Roach Dexter Gordon Diana Ross Don't Let Me Be Misunderstood Duke Ellington Grant Green groove guiter Happenings heart In The Court Of The Crimson King j-pops j.pops jazz-vocal.. jazz.. Jeff Beck Jimi Hendrix John coltrane King Crimson Layla love Lullaby of Birdland Miles Davis music.. Nina simone pops.. Rock.. Sarah Vaughan Sonny Rollins YouTubeスポンサー
サイト内検索
カテゴリー
月別記事
最新コメント
- Janis Joplin「Pearl」 に Penny より
- Derek & The Dominoes「愛しのレイラ」 に kazzzz より
- Derek & The Dominoes「愛しのレイラ」 に 上斗敏嗣 より
- Nina Simone「Sinnerman」 に kazzzz より
- Nina Simone「Sinnerman」 に Noriko Ishikawa より
スポンサー
info


