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02. jazz Keith Jarrett

Keith Jarrett「Death And The Flower」

2008年5月29日

久しぶりに、Amazonにて購入した、Keith Jarrett「Death And The Flower」を紹介します。

キース・ジャレット(Keith Jarrett、1945年5月8日 - )は、アメリカのジャズ・クラシックピアニストであり、作曲家でもあります。
演奏楽器は、ピアノにとどまらず、ソプラノ・サックス、パーカッション、ハープシコード、リコーダーなど多岐にわたっています。
私が過去に聴いていた彼のアルバムは、「The Köln Concert」「Standards In Norway」などがあるのですが、今回の「Death And The Flower」を含め、Keith Jarrettのアルバムを1枚ベストチョイスするのは、ほとんど困難でしょう。
私が感じるに、全てのアルバムに共通性が見いだせず、個人個人によって、美音に感じたり、雑音に感じたり、退屈だったり、興奮したり、泣いたり怒ったり笑ったり、感動したりするのではないでしょうか。
彼の音楽は、宇宙を遥か超えてしまっています。
音楽の範囲があまりにも、全てを超えてしまっているのです。
ジャズ、クラシック、ブルース、ソウル、現代音楽等、ジャンルをはるかに超えて、演奏されます。

その彼の数あるアルバムの中で、私に最も強い衝撃をもたらしている作品が、実はこの「Death And The Flower」(生と死の幻想)なのです。
とにかく、衝撃的なのです。

一曲ずつ紹介していきます。

1曲目が、「Death and the Flower」で、なんと 22:50秒の曲です。

とてもとても暗くなって下さい。
日本語訳は「生と死の幻想」となっていますが、直訳すると「死と花」ですね。
日本語訳のほうが、すんなり溶け込んできます。
わたしは、とにかく長い曲が大嫌いで、飽き症で根気がないものですから、どんな名曲でも途中で放り投げてしまいます。
ところがこの曲は違っていたのです。
最初に聴いたときは、訳が分からず、変な曲だな程度でしたが、そのうち、曲後半の音と音との重層な部分に強く惹かれ始め、何度も聴くようになっていきました。
非常に人の心を引きつける魅力的な曲ではないでしょうか。

次に、2曲目が、祈り「Prayer」で、10:11秒です。
実はこのアルバムの中で、一番好きな曲がこの曲なのです。
特に最初の出だしのメロディーです。

私の舌足らずの言葉では表現不可能なので、まずは聴いてみて下さい↓

Prayer - Keith Jarrett

最後が、「Great Bird」8:44秒です。
日本語でどう訳すのでしょうか。
まさか、「すばらしい鳥」という訳はないでしょうね。

曲は、最初のパーカッションが、ちょっとラテンっぽくもあり、続くメロディーが、深くて濃い霧のジャングルに迷い込みもがいているうちに、なぜか恍惚の楽園に来たような、そんな勝手な想像をしてしまう(わたしだけかもしれませんが)、とても不思議な構成の曲です。

このアルバムのメンバーは、キースのピアノ、チャーリー・ヘイデンのベース、ポール・モチアンのドラム、デューイ・レッドマンのサックス、ギレルミ・フランコのパーカッションで、1974年10月録音の作品です。
キースに少しでも興味を抱いたのであれば、このアルバムは聴いてみたほうがよいでしょう。

生と死の幻想
キース・ジャレット デューイ・レッドマン チャーリー・ヘイデン
生と死の幻想
曲名リスト
1. 生と死の幻想
2. 祈り
3. グレイト・バード

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